フラフラしながら嶺斗は来ると、やっと蓮斗のことに気づいたみたい。
「…パパ!パパだぁ~!」
「ただいまー嶺斗。起きちゃったのか?」
「トイレ行くの」
「パパが一緒に行ってやるからなぁ。…陽葵、この後飯食うわ」
「了解ですっ」
蓮斗がトイレに連れて行ってくれてる間、磨莉の様子を見る。
天使のようにかわいい寝顔でぐっすり。
かわいい女の子になるんだろうな~。
「じゃあね~!パパお休み…」
「お休み。ちゃんと寝るんだぞ?」
「うん!」
蓮斗と久しぶりに会えたのが嬉しかったのか、機嫌よく一人で布団に入った。
「パパ効果すごいっ!」
「ん?なにが?」
「嶺くんが一人でちゃんと寝たよ!」
「嶺斗はいいお兄ちゃんだもんな」
蓮斗に似た性格になってくれれば、すごくモテるんだろうねっ。

