*How to love*




いつも勉強するカフェ。


向かいにはジュースを飲みながら、珍しくちゃんと勉強してる蓮斗。


さて、いつ話しを切り出そう…。


ペンをノートの上に置いてあたしは蓮斗の顔を見た。


相変わらず整った顔立ち…。


「どうしたの陽葵。なんか言いたそう!」

「あっ、えっと……うん。ちょっとお話しが…」

「なに?」

「………あたし達、受験のために距離置かない?」


あたしを見て目を見開く蓮斗。


返ってくる言葉は何もない。


「いやっ、違うの!距離置くって言っても、別れたりしないし…」

「わかった」

「え?」

「いいよ。距離置こう。会うことを我慢しようってことだよな?」

「…うん。そうゆうこと」


意外と淡々としてるな…。


重たく考えてたのってあたしだけなの?