しばらくあたしのベッドでウトウトする蓮斗を観察して、玄関まで見送る。
「ほんとに俺帰って大丈夫?」
「もう充分だよ。お母さんからもメール入ってて帰れるらしいし」
「もしなんかあったら、すぐ俺に連絡な」
「うん。わかった。頼ります」
あたしがペコッと頭を下げると、蓮斗は頭を撫でて抱きしめる。
やっぱ蓮斗はあったかい。
この蓮斗の腕の中が大好きなんだよ。
「寂しくない?キスしてあげよっか」
「子供扱いしないでよ~」
「子供にキスはしないんだけど」
「……んっ」
「かわいいっ」
優しくキスしてくれるのは嬉しいんだけど…
風邪移しちゃいそうで申し訳ないですっ!

