なんか懐かしい。
泊まりってゆうのも、中学以来やってなかった気がするし。
「あー…俺眠たくなってきた!颯太~ベッド貸して?」
「俺のベッドで寝るわけ!?」
「いいだろ。蓮斗と颯太はまだ寝ないみたいだし♪」
「俺もそろそろ寝たいんだけど!」
「大の男二人で床に寝るなんてヤダしっ!」
「おやすみ~みんな!」
バスケ部のジャージを脱いで、パンツ一丁になった律唏はそのまま颯太のベッドへ。
いくら颯太との付き合い長いからって、床に寝たら狭すぎるわ!
「はぁ~……蓮斗もう寝んの?」
「まだ寝ないからいいわ」
「あっそ。………懐かしいね、なんか」
「中体連の最後とか、バスケ部で颯太んち泊まってたよな」
負けたのが悔しくてしょうがなくて、颯太んちでかなり騒いだ記憶がある。
結局、颯太んちの親と俺んちの親に怒られて狭い床で寝たんだっけ。

