ホストクラブ。


イケメンが多いあたしのクラスで、ホストクラブをやりたいみたい!


圧倒的にやりたい子達が多くて、賛成に手上げちゃったあたしも悪いけどさっ…。


もちろん、蓮斗と颯太くんは強制参加。


あたし達、女子は準備係。


「はぁ~……ホストねっ。まぁ、やるからには最後までやり通さなきゃ」

「だよね!…恵梨菜…妬いちゃわないかな?」

「確かにね。みんなの颯になるから……ってか陽葵こそ妬かないの!?」

「あたし?妬かないよ」


全く妬かないわけじゃないけど、蓮斗のこと信じてるから大丈夫。


あたしを裏切ったりしないもん。


「なんか新種で楽しそーじゃない!蓮と颯がうちのナンバーワンねっ」

「やっぱそうだよねー!蓮斗がナンバーワンだよねぇ~」

「デレるな!」

「すんませーん…」


蓮斗はカッコいいし、優しいから絶対にナンバーワン。


颯太くんは、なかなか女の子になつかない猫みたいな男の子。


難しいねー…。