近づくにつれて心臓が、びっくりするほど音を立てる。
うるさいな………。
あたしのマンションの部屋辺りまで来ると、見知らぬ女の人が立っていた。
「れ、蓮斗……」
「………ちょっと待ってろ陽葵。俺、アイツ知ってる」
あたしを置いて、その女性に駆け寄る蓮斗。
「愛嘉ちゃん?」
「蓮斗さん……!」
「なにしてんの。俺の彼女んちで」
「えっ、えっと……それは…私、知りません…」
「知らないわけないじゃん」
怒ってる蓮斗は初めて見るし、なにより愛嘉ちゃんってゆう女性は雑誌のモデルさんだ…。
蓮斗の相手役をやってた人…。
あたしと蓮斗の仲に対する嫉妬でやったモノなの?
すごく……
すごく、すごく、すっごく腹立つ。

