そのまま、蓮斗の胸に顔をうずめると紙を優しく撫でられる。
「今日……家帰ってみる?」
「え?…で、でもさ…なんか恐いってゆうか…」
「大丈夫だっつーの。俺、いるし」
「うん…」
すごいね、蓮斗わ。
あたしの気持ちをわかってるし、なにより蓮斗の大丈夫はあたしをすごく安心させる。
「犯人も見つけたいしなぁ~…」
「もう、何もなかったりして」
「そうだったらいいんだけどさ。……陽葵、準備すっぞ」
「へっ!?もう、行くの!?」
「当たり前~。俺の陽葵を恐がらせた犯人ぶっ潰すから」
蓮斗が本気だよ~!
でも…きっと犯人はあたしと蓮斗の関係を知ってる人。
知り合いだったらどうしよう……
学校の人だったら、なおさらたち悪い。
不安と緊張が混ざる気持ち悪い中、あたしと蓮斗は明け方の住宅街を出た。
歩いてる間はずっと蓮斗の手を握って。

