朝から、明るい声の前島さんの要件それはまた撮影に出てほしいとゆうお願いだった。
しかも、明日が撮影の日でカップルのシチュエーションだから女の子も一緒………
仲良くなった前島さんのお願いだから断れなかったし、陽葵に何て言おう。
「……蓮斗っ…」
「あっ、陽葵…おはよ」
「おはよ…。朝起きたら蓮斗いなかった…」
「ごめんなー…。事務所から電話来てて…」
「事務所?」
あ、言っちゃった。
これは包み隠さず陽葵に全て話そう。
陽葵が反対するなら俺はこの仕事を断るのみ!
「すごいじゃん蓮斗!やってみたらいいと思うよっ」
「そっか…嫌じゃないの?」
「嫌じゃないよ。だって蓮斗はあたしのだもん!」
「朝からかわいいな、陽葵」
膝に入れて抱きしめると相変わらず、かわいく笑ってみせる。
マジでこれが最後だからなっ、前島さん!