放課後になり、部活中も部活が終わってからも口を聞いてくれない陽葵。
ダメだ………ご機嫌斜めじゃん…。
「…ひーまーり。ちょっと寄ってこ?」
「……うん」
薄暗い帰り道、さりげなく陽葵のマンション近くのコンビニに寄ってみる。
陽葵の好きなお菓子とジュースを買って、会計はもちろん俺。
「家帰ったら一緒に食べるかっ」
「…うん」
「…陽葵好きだよな!?このチョコ」
「…うん」
俺の彼女が「うん」としか言ってくれなくなりました。
妬かせたのは悪かったけどさ~…
ここまで拗ねちゃう陽葵が逆にかわいいって思う俺は重症?

