裸を見られるのは恥ずかしいから、これでもかっ!ってくらい入浴剤をたっぷり入れた。
真っ白のお湯になりました。
「ひーまーり!入るよ」
「あっ、うん…」
蓮斗に背中を向けて湯船に浸かってると、あたしを後ろから抱きしめる感じで入ってきた。
色々と恥ずかしい…!!
「んー…陽葵の匂い。つーか陽葵髪長いね」
「そっ、そっかな?」
「うん。キレイな髪の毛」
「ありがとう…」
あたしの髪をいじって遊ぶ蓮斗が、なんだかかわいい。
ポチャンと湯船に雫が落ちる音しかしない浴槽内。
もっと蓮斗が話してくれるかと思った。
蓮斗も考え事ぐらいたくさんあるよね……
バスケ部の2年生のキャプテンで、次期部長候補なんだから。