「「女王様だーれだっ!」」
リビングに6人の声が響く。
「あー俺だっ」
赤い印が付いた割り箸を引いたのは颯太くん。
「じゃあ~1番と4番の人、抱き合って?」
いたずらっ子みたいに笑って颯太くんが言うと梨結ちゃんと恵梨菜だったみたいで……
「イェーイ♪恵梨菜じゃん!」
「ラッキー♪」
「女子同士とかつまんないの~」
不満たっぷりの颯太くん。
「「女王様だーれだ!」」
二回目…あたしじゃないか…。
蓮斗でもなさそう。
「おっしゃっ!!俺だっ!」
「律唏とかたち悪いんだけど…」
「あたしも蓮斗に同じかな…」
「蓮斗と陽葵ちゃんひどーい!」
律唏くんだと、すっごいお題とかきそうだもんね…。
しばらく考え込んで律唏くんが言った。
「……2番と5番!チューしちゃおうぜっ!!」

