颯太と別れて陽葵の家に帰ると、かわいらしいピンクのスエットを来た陽葵が抱きついてきた。
うっ……かわいすぎるっ!!
「おかえりなさい!ご飯できてるよっ」
「ただいま。俺的には、ご飯より陽葵が食べたいんだけど」
「ダーメ!ご飯食べないと身長伸びないよ~。バスケ部なのに」
「もう今の身長で満足ですから」
「ご飯、ご飯♪」
聞いてないな。
プレゼントは陽葵に見つからないように、どっか隠しておかなきゃ。
あとは、誕生日に律唏と颯太、恵梨菜ちゃん、梨結ちゃんを呼べば完璧。
陽葵の誕生日パーティーしたいから。
「ねー蓮斗!……聞いてる?」
「んっ!あ、ごめん。考え事してた」
「なに考えてたの?」
「陽葵には秘密~」
少しいじけた陽葵だけど、その内わかるし。
サプライズして喜ぶ顔みたい。

