二時間悩んで探した結果見つけたネックレスは陽葵らしい感じがした。
シルバーのリボンが付いた華奢なネックレス。
「これにするわ、俺」
「ん、陽葵ちゃんっぽい」
颯太からもオッケーもらえたし、早速ネックレスを買った。
陽葵喜んでくれるといいな~。
帰りは颯太にお礼の意味を込めてジュースを奢った。
お礼の一つや二つしないと後から颯太にうるさく言われそうだし…。
「にしても颯太さぁ、随分詳しいんだな。アクセサリー系」
「まぁね~」
「なんで?」
「そりゃあ~…えりちゃんにプレゼントしてるからね」
得意げな顔で俺を見る颯太は勝ち誇った感たっぷり。
つーかプレゼントあげるとか意外とマメなんだな…。

