数分考えたところで蓮斗が満面の笑みであたしを見る。
「2ヶ月間…陽葵の家にいてやる」
「いっ、いいよ!そんなわざわざ!」
「よくない!俺が陽葵を守る」
蓮斗が家に来たら二人っきりで……
ほぼ同棲状態ってこと!?
「やっぱダメだよ!あたしは大丈夫だから…」
「彼氏として守ってあげたいじゃん」
「でっ…でも…」
「いつから出張?」
「明後日から」
「りょーかい!」
結局、蓮斗に頼っちゃう。
ほんとにあたしのこと心配してくれてるんだね…。
嬉しいよ。
「かわいい陽葵を一人になんてできないから」
「…ありがとう。蓮斗」
「どういたしましてっ」
子供っぽく笑う蓮斗が、なんだかかわいく思えた。