部活が始まる前のちょっとした時間、颯太がニヤニヤ笑って俺と律唏のところへ来る。
これは何か企んでる顔。
「三人でさぁ~チョコの数競おうよ。始まるまで暇だし」
「そんなめんどいことしたくねーよ」
「よしっ!やるかっ、颯太!ほら、蓮斗!チョコ持ってくるぞ」
「……なんでこーなんの…」
体育館の床にゴロゴロと転がるチョコ達。
これを食べなきゃないと考えると吐き気してくる…。
早速、黙々と三人でチョコを数えてく。
「おーわったっ」
「「はやっ!!」」
さすがA組の颯太。
数学が得意なだけあってかなり早い。
数分後。
俺と律唏が数え終わって競った結果…

