ガチャっとゆう音とともにジュースを二本持った蓮斗が帰って来た。
「蓮斗!」
「海斗…お前なにやってんだよ。部屋戻れって言ってんだろ」
「蓮くんタイミング悪いなぁ~。ほら、俺かわいい女の子大好きだから♪」
「うっせ、女好き」
蓮斗は海斗くんを部屋から追い出して、隅っこにいるあたしを優しく抱きしめてくれた。
「海斗になんもされてない?」
「されてない…大丈夫だよ」
「アイツの女好きはハンパないから…。受験生のくせに女の子とばっか遊んでるし」
「受験勉強って大丈夫なの?」
「まぁ~元から天才肌だし、もう推薦で高校決まってるから」
「すごいね、海斗くん!ちなみに…」
「俺らと同じ学校」
えっ!?

