鉄格子の門を開けて、あたしを通してくれる。
間近で見てもやっぱりデカイ…。
「そんな緊張しなくていいから、陽葵ちゃーん」
「緊張するよ。蓮斗の家だもん」
「はい…入って入って~」
「おじゃまします…」
広い玄関が広がってて目の前には高そうな絵画が飾ってある。
蓮斗って絶対にお金持ちじゃん!
「うわっ!ちょーかわいい子発見♪」
「えっ!?」
玄関から見える階段から降りてきたのは、蓮斗に似てる美形の男の子。
クリクリした目に黒髪の長めの前髪。
蓮斗に負けないくらいイケメン!
「うわっ…やっぱいんのかよ、海斗」
「蓮くん、その子何人目の彼女?」
「コイツしか彼女いねーから!余計なこと言うなよ」
「えーだって、蓮くんに彼女一人なんて珍しい」
過去の蓮斗はやっぱり女の子大好きだったんだね…。
ってゆうか、この美形男子は誰!?

