黙々と宿題を写す風間蓮斗くんの所に担任が覗き見る。


「風間~宿題写してるのか?」

「ん?あ、はい。家帰っても時間ないんで」

「今度、望月に宿題教えてもらったらどーだ。武井先生に言っとくぞ」


武井先生は体育の先生兼バスケ部顧問。


とゆうか、あたしが宿題教えるってどうゆうこと!?


「あ、じゃあお願いしまーすっ」

「望月もいいだろ?」

「えっ!は、はい。もちろんです…」


頼まれたら断れないのは、あたしの性格上の問題。


「つーことでよろしく、陽葵ちゃん」

「うん!わかった…」


教えられる自信とか全くないんですけど!


恵梨菜代わって!