自動ドアが開くと、こんなジャージ姿じゃ似合わない世界が広がってる。
せめて制服で来たかったな……
ちょっと後悔。
「お腹空かない?レン」
「ん、空いた。部屋でなんか頼むべ」
「そうしよっか」
エレベーターに乗り向かったのは、最上階のスウィートルーム。
高そうな家具に絵画がズラーッ…
俺、すげー場違い!!
とりあえず、部屋でルームサービスを頼んで軽く腹ごしらえ。
カレーがこんなに高いのは初めての経験。
おかげで財布の中身は寂しいことに。
「レン~…泊まってってよ」
「泊まる気ねーし」
「先にシャワー使っていいよ」
「無視かよっ!」
「知らなーい。………彼女を簡単に手放したヤツなんか」
まだ根に持ってるのかよ。
別れた時のこと。

