*How to love*




【蓮斗side】



体育祭が前日まで迫った部活中。

学校の外を走らされてヘトヘトになってる俺はドリンクを一気に流し込む。


足の怪我も順調に回復してるし。


「おい、蓮斗…」

「なんだよ、律唏」

「…体育祭のジンクスって信じるか?」

「ゲホッ!ゲホッ…!いきなりどした!?」

「そんなむせんなよ!バカ!」


バカはどっちだよ。


走りすぎて頭おかしくなったか律唏?


まさか律唏の口からジンクスって言葉聞くとは思ってなかった……。


「なぁー…信じる?」

「先輩が全員成功してんだし…信じてもいいんじゃね?」

「やっぱそうだよな~…。はぁー…」

「律唏、なんかキモい」

「キモいってなんだよ!」


ジンクスとか、信じるとか信じないとか…


律唏らしくない。