*How to love*




小さい時に何度も憧れて絵本で読んでたシンデレラ。


ガラスの靴を落として、悲しいストーリーになるかと思いけや靴がぴったり合って…


まさにシンデレラストーリー。


劇が終わってからは、弾けんばかりの拍手が体育館中に鳴り響いた。


道具係のあたしまで嬉しい…。


劇が終わるとすぐに片付けに入る。


なんだか作った物を片付けていると、寂しい気持ちになる。


「陽葵~なんか寂しくない?時間かけて作ったのに…」

「そうだね~恵梨菜の気持ちわかる…」

「…あれ?…ガラスの靴ってどこにあるのー?」

「ない、ね…。あたし探して来るね!」


せっかく作ったガラスの靴どこ行ったんだろう…。


衣装係の方にあるのかな?