俺は、気付かなかった…。 遠くから、俺の姿を見ている…お前がいたことを…。 その瞳には…涙がいっぱい溜まっていたこと…。 その夜、久しぶりに暁からメールが届いた。 <今日、ウチの近くにいたでしょ…女の子と。信じられない…。もう、メールしないから…。さよなら。> 暁は…見たんだ…。 もしかしたら…とは思っていた。 俺たちは…もう…終わりだ。