俺は、橘 可愛と会う約束をした。 まだこの街をよく知らないというので、観光がてらドライブに行くことにした。 待ち合わせ場所にいた可愛ちゃんは、目をキョロキョロさせていて、まだ幼い少女のようだった。 ドライブと行っても、近くのショッピングモールに行ったり、映画を見たりと至って普通のものだった。 知らない人が見たら、俺たちは恋人に見えているのだろうか…。 そんなことを考えながら、この日を過ごしていた…。