気がつくと、俺はあの店の前にいた。 あの子がいる店に…。 『いらっしゃい。あら?純くんじゃない。』 『こんばんは。』 あれ…。 あの子がいない…。 さりげなく女将さんに聞いた。 『この間の子は?』 『可愛ちゃん?今、テスト期間だから休んでるのよ。』 そうなんだ…。 少しだけ、がっかりしている自分がいた…。