「もう遅いし、帰るわ」 テーブルの向かい側に座っていた 大地が立ち上がった 「ごはん、食べてかない?」 大地は考えた顔をして 「今日はやめとく、 彩乃と一緒にいたいけど…」 そして悲しい顔をしていた 大地は顔に出やすい、 だから一緒にいて楽しい 「駅まで送るよ」 そしたら、ぱあっと明るい顔をした 「ありがと!」