逃げる途中敵方の浪士にあった。

土「お前らは先に行け」

浪「「「はいっ」」」

「…」

仲間が答えて走り去っていくなか私は動けないでいた。

土方は浪士をどんどん斬っていく。

土「美桜、お前も先に行け」

「…」

二人しかいないこの空間がざわめく

「その…めいれいは…ききません」

土「なに?」

「貴方のそばにいたい」

あなたを失いたくない…その言葉が出る前に美桜と土方は一番近い距離にいた。


土方が美桜を抱き締めていたのだ。

土「お前は俺から離れるな。ずっとそばにいてくれ。お前を失いたくないんだ。」


自分が言いたかったことを土方が言ってくれた。

自分と同じことを考えていると思うと嬉しかった。