翌日、伊東派との戦いが始まった。

病におかされている沖田以外は出兵した。

美桜は必死に平助を探していた。

はあはぁ―――

(平助くん………)

目の前に一人の衛士がたっていた。

「伊東さんの仇―」

刀が降りてくる。

(もうだめ…平助くん)

「ぐっ……」

だが斬られたのは美桜ではなく平助だった。

「藤堂さん…?」

衛士は見方を斬ってしまったので自ら命をたった。

「平助くん。」

今美桜は白拍子のかっこはしてないし、扇子も持っていなかった。

「美桜。最後くらい笑ってくれよ…」

藤堂の髪はバッサリ切られてあった。

「平助…くん…」

「俺、新撰組の…みんなに…あえて良かっ…」

「平助くんーーーーっっ」

斎藤が駆け付けた頃には絶命していた。

十二月十六日ー。

藤堂 平助 死亡―――。