慶応三年 十二月ー。 坂本龍馬が暗殺された。 それと同じ頃、斎藤が新撰組に復帰した。 『伊東派は局長の暗殺を企んでいる』斎藤は間者として潜伏していたのだ。 「刃向かうなら斬るしかあるまい」 近藤は決断した。 だが御陵衛士には平助がいる。新撰組は平助と戦うことになるかもしれなかった。