(山南さん……) 山南を守りたい一心で舞始めた。禁断の舞を…… 「神よ。我の力をもちてこの我愛するものを助けて下さい」 山南が光だした。 「狂い桜は冬に咲き、春の桜より永く生きる癒しの力を使いて癒しの花を咲かせましゆう」 山南の傷はまだ治らない。 「神よ。私の命の変わりとして我愛する者を守りたまえ―‐」 美桜は意識を失った。