元治元年 七月―。

全員が大広間にはいると近藤が口を開いた。

「今津より長州制圧の為出陣せとの命が下った」

永「よっしゃぁぁぁ。新撰組の晴れ舞台だ」

沖「ですね。楽しみです」

土「お前は風邪をひいているだろう。お前は残れ」

沖「はい。分かりました」

近「美桜ちゃんもついてきてはくれないか」

「えっっっ」

近「看護方に回れるものがいなくてな」

「頑張ります」

新撰組の出番が出来たことに皆喜んでいた。一人を除いては―‐

沖「…」