「それってさ、ただ、あいが‘嫉妬’してるだけでしょ?」
光が言う。




「‘シット’…?」私は呟く。


「だって、ゆうと先輩、あいと付き合ってんだから
他の人と付き合うと思う?」






そっか…ただ、一人で嫉妬してたんだ…





「嫉妬は当たり前のことなのっ」

それと…
と光。



















「ゆうと先輩の事、信じてないの?」



ドクッと私の心臓が脈を打つ。
私は光の言葉でやっと、目が覚めた。





そうだよね…私ゆうとくんの事疑ってた。信じてなかったんだ。








私が信じなきゃね。





「光、ありがとう。」

光は優しく微笑んだ。