「おい。なにしてるんだ?」




お父さんはいつのまにか
帰ってきたみたいで、呆然としている。







「あらっ、あなた。おかえりなさい」



お母さんは涙をふいて
「今から、ご飯つくるわね、シチューでいいかなっ♪」




ルンルンとキッチンにいくお母さん。

?になるお父さん。



「まぁ、きにしないで」
「う、うん?」


私は部屋に戻ろうとしたが








「あっ、お父さん!」
「ん?」振り向くお父さん。





「ありがとう!!私という子、生まれさせてくれて!!」





「お、おう?」キョトンとするお父さん。




私はウキウキしながら
部屋に戻るのだった。