なぜか、夕陽のせいで
ゆうと先輩がかっこよくみえた。
ボーーーーっと…
って…見惚れてる場合じゃない…
そんな事を考えていると
「おい。」
いつのまにか、ゆうと先輩は
私の目の前にいた。
「わぁっ」ビックリした私。
「なに、みてたんだよ。」
「いぇ…別に…」目線が泳いでいるであろう私。
「まぁ、いーや。そうだ!!明日ヒマ?」
「?…用はないですが…」
「ちょっと、つきあってほしいんだけど」
ん…つきあう!?
「つきあうのは、買い物なっ」
ゆうと先輩はニヤリと笑いながら言った。
そんな、私は恥ずかしくて
うつむきながら、
「は、はい。」とこたえてしまった。
くくっとゆうと先輩が笑った。

