そして、早く言いたい衝動にかけられ…
好き。
好き。
大好き。
こればかり溢れる。
ゆっくり、深呼吸をして…
「…俺、好きだから!あいかのこと!」
静かな夜に
俺の声は響く。
はぁ…ふられるのかぁ…正直、きつい。
あいかは、目を見開く。
そして…
「わ、私も……ゆうとくんが、好き…勝手に別れて…ごめんなさい…」
震える唇で、あいかは言う。
は…?これ…夢……?
嘘じゃないよな……
なんなんだ…まったく
安心した俺はこう言う。
「しかもさ…」
「…ゆう…とくん?」
俺は言ってないから。あんな事、信じられなかったし…
「俺、お前と別れるなんてひとことも言ってねーよ」
「へ…」
あいかはポカーンとして
涙をポロポロだす。
俺だってなきてぇよ?でも、俺が泣いたら
あいかに手を差し伸べるやつがいなくなるだろ?

