この手の感触。 …! 俺はわかってしまった。 その子は顔をあげ、一瞬目を見開き 「ありが…とございます」 と、あげた顔を下にして 俺の横をすり抜け 走っていってしまった。 「あいかっ!!」 そう叫んで… 虚しく俺の声が響いて…あいかは行ってしまった。 てか、追いかけなかった俺は…… ただの弱虫。 ただの馬鹿野郎。 はは…もうあきれて笑ってしまう。 そして、俺は職員室に向かった。 大丈夫。もう俺は揺るがない。