「ゆうとくん……」
あいかが俺の名を呼ぶ。
「なんだ?」
冷静に言う俺。
「今まで、ありがとう。」
は??今までありがとうってなんだよ
「なんだよ。いきなり…さっきまでは、ごめんなさい。って言ってたくせに」
なんかこれから先の言葉が聞きたくない。
だから俺はひきつって笑ってしまう。
あいかは首を横に振る。
「最後まで聞いててよ。」
…俺は頷いてしまう。
「ゆうとくんと出会えて、私は変われた。ゆうとくんがいるから、今の私がいる。ゆうとくんが……ゆうとく…」
いきなり…なんなんだ…?
もう、泣きそうじゃないか…
「おい、あいか。まるで、別れ話みたいに言うなよ。」
…おかしい。こんなの間違ってる。
「…ゆうとくん、ありがとう。本当にありがとう。」
あいかは最後にニコっと笑う。
「だから、あいか…」
「…別れよう。」
静かな教室にあいかのその言葉が響く。
なに…?わかれる…のか…
………ワカレル…?
なんだよ、それ…

