一人の女の子は近づいてる様で…
俺は気づかないふりをしていた。
「あの、」
気づかないふりをしていた俺に話しかける女の子。
この声は…
あいか…だな…
「よぉー♪あいかさーん♪」
ノリよく言う俺。
俺こんなやつだったっけ?
「だれですか?私、あなたの事しりませんが…」
それはそうか…
俺が勝手に一目惚れしたんだし…
「んー…えっと…ゆうとです、大野優斗。‘あれ’ひろってあげたんだけど?」
これなら、さすがに分かるだろ。
「…。ちょっときてください!!」
ようやく気付いたのか目を見開き
俺の手をとる。
空き教室につれていかれた。
「なんで、つれてきたの?」
「目のやり場になるからです」
「あぁーごめんねー」
チャラくないか?俺?
「まぁ、とにかく、生徒手帳の件はありがとうございます。」
「別に…」
「で、用件は?」冷たく言われる。
なんか、前より…
「つめたいなぁーもっと笑えばいいのに…」
前の笑顔はどこにいったのかな…?
彼氏がいる事はわかってる…
でも、そんな冷たくなかったよな…
なんかあった…とか…
「用件はそれだけ?」
やっぱり冷たい。
「まぁね…あのさ…」
…そんな俺がほっとけるわけねーだろが…
「…今日の放課後、また会いに行っていい?」
あいかの目を見つめながら俺は言う。
「大丈夫です。じゃ、もうすぐ予鈴なるので…」
そして、出ていってしまった。
大丈夫なんだ……
なんか期待しちゃうじゃん…
授業中、俺はあいかの事ばかり考えていた。
確か…一目惚れしたのは…一年前…
なんで今更思い出したんだろうか……

