やっぱ、ゆうとくんは変わらなかった。
「えと…あいかに渡したい物があって…」
私に差し出したのは
生徒手帳だった。
「これ…次は…ちゃんと会って渡したくて…」
私は受け取る。
生徒手帳…何回落としてるんだろ…
しかも、拾うのはゆうとくんばかりだし…
……ゆうとくんを見ると
ソワソワしていて…
「…?」
ついにはバチッと目が合う。
そして、何かを決心したのか
真剣な瞳で私をみて…
「あと…誕生日おめでとう…」
ぇ…なんで…
「なんで、誕生日しってるの…」
私、言ってないよね…?
ゆうとくんは、照れながら言う。
「…えとな…生徒手帳、前、みたから…」
そっか…
ある意味私達はこの生徒手帳から
始まったんだ。

