がーー……
なぜか、扉が勝手に後ろにもっていかれて
私もドアノブを掴んだままだったから
つれていかれる。
「?!」
そして……
そのまま
ぎゅっっと誰かに抱きしめられる。
私は恐くて恐くて
その人の胸板を両手でバンバンと叩く。
「ちょ、はなし…「黙って。」
……
本当は抵抗したい。
したいけど、私は大人しく黙る。
だって、今、私を抱きしめている人が分かったから。
「ゆ、ゆうとくん…」
私は涙が零れる。
「ごめん…」
私からゆっくり離れるゆうとくん。
「…」
会いたかった人に会えてすごく
嬉しい。
でも、別れたはずなのに
なんで、会いにきたの…?
「…あいかに話があって……」
ゆうとくんは静かに言う。
話…?もう話す事なんてないはずのに……
でも、私はコクリと頷く。
「…よかったぁ…」
安心したのか、ゆうとくんは満面の笑みで私を見る。
その笑みに私はドキッと心臓がはねる。

