「お揃い…」
私の目はかぁぁーッと熱くなる。
「ほらほら、泣かないのぉ~」
光が優しく私の頭を撫でる。
「ほら、まだまだ誕生会はこれからだぞ。主役さんは楽しんでなっ」
そんな優しい守さんにまた泣きそうになる。
でも、ぐっと堪え
「はいっ!」
その後は
楽しくワイワイやった。
「今日はありがとっ!」
静かな夜に私の声は響く。
「いーえっ。またいつでも遊びにおいで」
「気をつけてかえってね?」
私は二人に頷き
「きょうは素敵な誕生会でしたっ!ありがとうございます!」
二人にお礼を言い、夜道を歩く。
素敵な誕生会か……
何か、物足りないような気がする。
わかってるよ。最高な誕生日にならないってこと。
本当はあの人に祝ってもらいたかった。
私は家につくと、すぐ部屋に入ってベッドの布団に寝転がる。
でも、すぐに布団から出て
時計を見る。
【7/7 22:50】
もうすぐ11時になろうとしていた。

