ーーー日曜日の夜…
私は机のイスに座っていた。
時計に目をやると
【7/6 23:50】
あと、10分で17歳になる。
ボーッとして…少しずつ
秒針が進む。
…ピピピ
「私の誕生日…」
と、呟いたと同時に
ピロリン♪
と携帯が鳴る。
携帯を開くと
メールだった。
『あいへー♪
ハッピーバースデー♪
またお昼にね♪
守るんちに来てねっ♪
光より』
私は、胸が温かくなる。
光にメールを返して
イスから立ちベッドに寝転がる。
私は携帯を持ったまま寝ようとする。
が……
目を開けては、メールボックスを何度も見る。
まさかね…くるわけないのにね……
ゆうとくんからくるんじゃないかって…
おかしいよね…きたら、嬉しいけど…
織姫はずっと、彦星を待っている。
会いたいけど、会えない。
まるで、私とゆうとくんみたい。
まぁ、私から別れたんだけど…
こんな別れが辛いなんて知らなかった。
いつも頭の中はゆうとくんばっかり。
改めて、好き。なんだなってわかった。

