「今、何時?」
「え、えっと…9時30分。」
「ありがとう。」
でも、ゆうとくんは動かない。
早くしてもらわないと…
さっきから手で顔を隠しているから
疲れた。
「ゆうとくん、早く準備して。」
いつにもまして私は低い声で言う。
こっちは疲れてるし、寒いんだから…
「悪い、今日はあいか冷たいなぁ~」
私は
キッと睨む、ゆうとくんの上半身を見ないように。
「わかってる。ほら、雨ふってるし、家に上がれよ。」
私は睨むのをやめ、コクリと頷く。
ゆうとくんの家に上がり、傘を閉じ
玄関で待つことに。
ゆうとくんはドタバタ、ドタバタやっている。

