「ごめんな…」
それだけ言うと、私から去ってしまった。
私は、玄関の扉を開けて「ただいま。」と言った。
もちろん「おかえりー」と返ってきた。
私は自分の部屋に入ると、制服のまま
ベッドに倒れこんだ。
そして目を閉じ、あの日の事を思いだしていた。
私の‘はじめて’は、ゆうとにすべて奪われた事。
私はゆうとが大好きだった。
でも、私が嫌がっても無理やり奪う。
最終的には別れた。
そして、その日髪を切った。
だから、光はあんな事言ったんだろう。
忘れたくても忘れられない事が
私には残酷だった。
「シャワー浴びてこよ…」
私はタオルをもってシャワーに行った。
シャワーが終わると部屋に戻り
ある程度支度をし
そのまま、私は寝てしまった。

