「頭のいい俺の願でも担げってこと。あ、いらないならいいよ。欲しがってる他のやつにやるから…」



「いっ、いい!いるっ!!」



藍斗くんの言葉を最後まで聞かずにあたしは藍斗くんに抱きついた



「……けほっ、おい桃果?」


「ありがとう…っ!」



ぎゅうっと抱きしめる腕に力を込める



どうしよう



こんなの嬉しすぎだよ



あたしへの最高のプレゼントじゃんか



それにさっき言ったよね


『好きな男のネクタイ』って