「……ほら」 気づいたらあたしの肩に掛けれていたネクタイ 「え、これ……」 「やるよ、いらないから」 「いらないって……まだ面接に使うんじゃ……」 「あーあれはウソ」 「ウソ!?」 「あーでもしないと諦めないだろ」 あー…そういうことか 考えなかったな、そんなこと 藍斗くんの考えに振り回されるなんて なんかいやだな あたしだって振り回してみたいのに いつも藍斗くんには敵わない それがたまらなく悔しいの