「…あぁ、今行くよ!」 それだけ答えて牧野由ちゃんを見た 「あ、あの…」 「ここに書いてるの、君のアドレス?」 「う、うん」 「……じゃあ、あとで連絡するよ」 「え?」 「じゃあね、由ちゃん」 そう言うと、牧野由ちゃんは花が咲いたような笑顔になった ―――嬉しいな いつでも俺が、こんな笑顔にしてあげたい もしかしたら俺の春が近くまできているのかも、なんてな