「桃果ちゃん、藍斗のとこに行かなくていいの?」 「あぁ…はい」 「なんで?せっかく卒業式なのに」 「そうだけど…写真も断ってたし。あたしが傍に行っても迷惑なだけなんじゃないかなって」 「えー?彼女は桃果ちゃんなのに」 う゛ーと唇を尖らせる陽くんに、あたしは笑みがこぼれた 「ありがとう。陽くんは優しいね」 「え?褒めても何も出ないけど」