「ねぇ、あの人かっこよくないっ?」 「あー総合学部の王子様でしょ?」 「えー?なにそれー」 「すっごくかっこいい人が入ったって噂だったんだよ。この大学でダントツトップなんだって」 「へぇ~確かにかなりかっこいいよね。彼女いるのかな」 「いなかったらあたし、アタックしてみようかなぁー」 青空が広がる穏やかな午後 大学のカフェで耳に入ってくる女の子達の話に、顔を歪めた