LOVE LOVE KISS♥

「あんな下手な演技、誰でも見破れる


わよ。ほんと、馬鹿ね。」


そういうと愛美先輩は今まで見たことの


ない優しい笑顔で微笑んだ。


「わ、笑った。」


「は⁈私だった笑うわよ!失礼ね‼」


「す、すいません‼」


「……いいわよ。謝らなくて。


たぶん、今私、琴音といなかったら笑


うことなんて絶対できなかったから


琴音のその馬鹿なところに感謝してる


から。」


「そんなに馬鹿馬鹿言わないで下さいよ


〜‼」


「しょうがないでしょ?ホントの事なん


だから。」


「む〜‼」


でもよかった。愛美先輩がこうして笑う


事ができて。


「お待たせしました。愛美先輩。


ありあわせのものしかなくって。


お茶どうぞ。あとお菓子も。」


「あ。わざわざありがとう。」


い、樹の敬語って見ものになるわぁ。


なんだって日頃あんなに俺様だからね。