LOVE LOVE KISS♥

〜みおSide〜


「みお〜!そろそろ教室帰ろ〜!」


「あ、ちょっと用事して帰るから先帰っ


てていいよ。」


「…うん!分かった。」


ーバタン…ー


「……はぁ。」


誰もいなくなった屋上でただ一人、ため


息をつく。


『あのね…実はね………。』


『ちょっと!もったいぶらないでいいか


らはやく言いなさいよ!』


この時から、もう想像はついていた。


これから琴音から言われる言葉が。


『私ね……樹と付き合う事になったんだ


。』


……本当は聞きたくなかったよ。


いつかはなさなきゃな……。私と……


樹の真実を……。


でも、今なにも知らない琴音にこの事を


言うのはちょっとキツい。


いくら琴音が大親友でも、琴音のような


友達思いの子になんて言えっこない。


たぶん、これから樹と付き合うのに、あ


の子自身、私のせいで罪悪感をもってし


まって琴音の幸せを奪ってしまうかもし


れないから。